ゲームセンターの策略に乗ってサンクコスト効果×体験価値ブランディングを分析した件

本日、三が日最終日。1月3日なんですけど、ゲーセンに行ってきまして、まんまとお金を使わせる策略に乗ってきました。

しかーし、ただ金を落とすだけではなく、しっかり学びを持ち帰ってきたのでブログにまとめたいと思います!

結論を一言でいうと「ゲーセンのサンクコスト効果ハンパない」なんですが、そこに「体験価値のブランディング」が上乗せされて凄まじい心理戦を繰り広げていました。

ぜひ最後まで読んで僕の3,000円をムダにしないようにしていただきたい!

元はというと、息子がガチャガチャが好きでして、近くのスーパーに好みのやつがあるとのことで散歩がてら行ってみたんです。

こういうのね

そしたら、

まさかの機種入れ替えでオキニの台がなくて「気を取り直してメダルでもやるか」ってことで、店舗内にあるゲームセンターに行ったんです。

妻は迷わずメダルコーナーに走り(妻はメダル大好き。いやむしろ妻がメダル好き)、僕は息子を連れてフラフラしてみると、あるものに気がついたんです。

「抽選券」

なんじゃこりゃあ、と。

どうやらUFOキャッチャーやお菓子をすくうゲームなど、あらゆる景品に紙札がついてて、それをゲットすると抽選会に参加できるみたい。

たぶんガラポンとかが引けるのかな?知らんけど。

で、ちょっと回ってみたところ……

あんまりゲームの難易度と抽選券の枚数は関係なく、

難しいやつも1枚
簡単なやつも1枚
そして、ついてないやつもあり(てかほとんどついてない)

みたいな感じで割とザックリしてたんですよね。

あとから考えると「簡単なやつをやった方が得」なんですが、謎に僕は”実用性”もチラついてしまって、最初は「お菓子をすくうやつ」にチャレンジしてたんです。

お菓子も食べれるし、抽選券はもらえるし、「一石二鳥じゃん」的な。

そしたら、まあ取れない取れない(笑)

「二兎を追うもの……」ってやつですわ。

1,000円、2,000円と注ぎ込むも全く取れず。

いや、最初とほとんど変わってないんですけどね。

「2,000円も使ったんだし最後までやらないと損だ」というザ・サンクコスト効果ドンピシャって感じでしたね。

結局、トータル2,400円投じたところで「別のもので取ろう」と台を変えることに。

これが功を奏しました。

次はもう実用性とかじゃなくて「シンプルに取りやすいやつ」をチョイス。

あ、でもこのキューピーのはキーホルダーとしても普通にカワイイけどね。

結局、台を変えてからは700円でキューピーとわけわからんプラスチックの置き物×2で合計3つの景品と抽選券3枚をゲットしました。

要は「1枚あたり1,000円の抽選券」ってことです。

抽選券の景品がよくわからんけどまあ悪くはないんじゃない?知らんけど。

でね、これ「景品に抽選券を付けてる」ってのが上手いなーって思ったんです。

だって「抽選券」って、なんか夢が膨らむじゃないですか。

これがね「メダル100枚とか」なら、こうはいかないわけですよ。ここまで僕もガチってないわけです。

てかね、別に「抽選券で商品券当ててやろう」とか「絶対旅行券当ててやる」とか思ってたわけじゃないですよ。

だって、そもそも抽選会の景品はオープンにされてないし。でもたぶん僕は抽選券を最低1枚は取れるまでゲームを続けたと思います。

それが「1万」かかったとしても。

じゃぁ僕がなぜそこまでガチになれたかっていうと「抽選会」っていう体験を息子にさせたかったからだと思います。

そう思う親は少なくないはずです(親のみなさん、どうですか?)

そして、後から気づいたゲーセン側の秀逸な点は……
「抽選会が後日である」という点です。

確かに帰省で今だけ帰って来ている人が対象から外れてしまうかもしれませんが、車で30分圏内くらいの人ならわざわざ来ると思います。

そうなんです。

これはゲーセン単独ではなく、スーパー全体としての思惑プロジェクトなのでしょう。

てことは商品は商品券だろうなー、と思いつつ、大事なのは抽選会のガラポンないしくじ引きなんです。

そこが良い意味で“価値の固定化されない体験”になっているからこそ、ノーブレーキでお金を使い込めたのかなと思います。

今思う僕のミスは、お菓子と抽選券をどちらも取りに行ったことでした。
最初から抽選券のみを狙っていけば、1,000円で十分な枚数を確保できていたはず。

そして、もうひとつ気づいたことは「ゲーセンで崩した1,000円札はゲーセンで使い切るマインドになる」ってことです。

僕は小銭を持ち歩かない人なのですが、ゲーセンのために1万円札を崩しました。で、1枚2枚と使って3枚目、700円でようやく1枚目の抽選券が取れました。

そこでとりあえずミッションは完了なのですが「300円残すくらいなら使っちゃえ」みたいなわけわからない思考になりました。

ロジカルではないんですが、なんか300円だけ残るのがキモいみたいな。←これわかる?(笑)

で、結局その300円で200円で1つ取れて、さらに100円入れたところで「あと1回やれば絶対取れる」みたいな残り方をしたので妻に「小銭ある?」って、わざわざ聞きに行って本当に取れたんです。

これね、結果が良かったから良いものの、取れてなかったらまた地獄の始まりですからね。「100円入れたら絶対取れる」とか、そんなのないはずなのに、普通にそういう思考になってました。いやー、怖いですね。

ということで、総じて楽しかったし、たかが3,000円(あと100円は妻の)だからいいんですが、ゲーセンって上手くできてるなーって思ったわけです。

肝心の抽選会は一週間後なので、また追記しておきますね。

P.S. ゲームセンターって面白いですよね。前にも記事書いたんでよかったらそっちも読んでみてください。

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