久しぶりに広島に行ってきました。
もう5回目か6回目になるんですかね。
今回も自分で主催するワ―ケーションだったわけですが、初日は宮島、2日目は広島という形にしました。
宿泊組は僕を入れて3人、日帰り組は5人。
ちなみに、日にちを間違えている人もいました(笑)
船を乗り継ぎ宮島へ
初日は急ぐ旅でもなかったのでフェリーで。
愛媛から広島に行こうと思ったら選択肢は2つ。
しまなみ海道を車で渡るか、瀬戸内海を船で渡るか。
車だと、広島に直接渡ることはできず、尾道のほうをぐるっと回らないといけないのがネック。
まあ、今回は1人なんで船で行きます。
息子がお見送りに来てくれました。
船にも2種類あって、スーパージェットとクルーズフェリーです。
ひとことで言うと…
時間が半分、料金は1.5倍
ってのがスーパージェット(高速船)で、約80分で着きます。
フェリー(旅客船)は2時間40分(←こっちのほうが船はでかい)
ただ、来年春に新しく「リニアジェット」なるものが就航するらしく、その調整のために現行のダイヤがまさに今月から変更になっていて、本来行きたい便が無くなってたんですよね…
なんでまあ妻に港までもらう時間とか、合流する人たちの到着時間とかを加味してフェリーで行くことにしました。
で、広島港(地元の人は宇品港と呼ぶ)から宮島に行くのにもいろいろあって、
路面電車で「宮島口駅」へ
↓
フェリーで「宮島口」から「宮島」へ
これがたぶん一番メジャーなルート。
ただ、せっかく港に着くし、
そのまま海ルートで行くやつあるんじゃね?
と思って調べたら、しっかりありました(笑)

チケットもかわいい。

松山港→広島港が13:40着
広島港→宮島港は14:25発
ということで、40分ちょいを潰すことに。

ターミナルを出るとすぐ路面電車が待機してくれています。

目の前の公園に牡蠣小屋があります(時間なくて断念)
15分くらい周囲を散歩しましたが、特筆すべきことは何もなく…
結局ターミナルに戻って軽くランチを取ることに。

どう見てもローカルなうどん屋です。

うどんはかなり柔らかめ。出汁はやさしめ。スタッフ(おばちゃん)は広島弁。
ただ、これで560円なのはかなり安いと思う。

少し時間が余ったので2階に上がってみる。

2階にはカフェや美容院もあった。

作業スペースみたいなものもある。
病院職を真面目にやっていた頃は、毎年7月に広島大学病院で開催される研究会に毎年参加していまして、このフェリー乗り場には何度も来ています。
ただ僕からすると、フェリーを降りたらすぐに路面電車に乗って市内へという感じで動くため、ここで時間を潰す頭がなくて、2階にカフェがあるだろうということも思いつきませんでした。
正直、フェリーがついてすぐにカフェに入れば、乗り継ぎ便を待っている間でメルマガの1本でも書けた気がするので次の課題にします。

こうして見ると、広島港ってすげーハブになってんですよね。
今回も、ちょっと江田島は迷ったんですが、日帰り組が多いのでやめました。また行こってみよう。
さて、港で合流して一緒に行く予定だった方が、路面電車を乗り間違えて宮島方面に向かってしまったので一人で向かう。
しかも宮島口まで行くならJRで行けば30分で行けるのにセルフでローカル線の旅やってるの笑える。

数分待つ。

出発。

途中、宇品島というリゾート島にあるホテルを経由し宮島に向かう。
あとで聞いたところ、あのフェリーはそのホテルでの食事券がセットになった商品でもあるらしい。
ホテル集客もいろいろですね。

船で一緒だったんですが、8割は外国人だったかな。
グループで来てるのかなーって思ったら
あなたどこから来たの?
コロラドよ
日本にいつまでいる?
実は1月の終わりまでいる予定なの
みたいな会話が聞こえてきて、「ああ、外国人の旅行っぽいなー」って思って聞いてました。
喋るのは正直あんまり得意ではないんですが、聞く方はまあだいたいは聞き取れます。
以前ブログにも書きましたが、月に1回くらいは日本語が話せない患者さんも来ますし、そのときはできるだけ英語で話すようにチャレンジしています。
実は僕、副業が上手く行かない時期に半年ほど現実逃避していました。
その頃、僕のとなりにいてくれたのは「英語学習」です。
はじまりはサイト制作の合間に眺めていたココナラで「英語学習スクールのブログ記事制作代行」というのを見つけて記事を書くようになったのがきっかけで英語学習にハマりました。
英語学習について書かれた本をKindleUnlimited(読み放題サービス)で読みあさり、SNSも音声も動画も全部英語漬け。
朝から晩まで自分の世界から日本語を排除し、
英語を聴きまくり、
英語を話しまくり、
ほぼ独学でマスターした感じです。
ちなみに、そのノウハウを無料のメルマガで流し、あとからまとめた本があるんですが、
今、僕の本の中で一番読まれる本になっています。
英語って、読み書き以外の話す聞くに関しては限りなくゼロに近い人が多いので、簡単な会話ができるだけでもかなり自己肯定感が上がります。
もちろん、インプットの質も上がるし、他人を理解する上で他国文化を理解する助けにもなります。
正直、愛媛にいると、あまり英語を話すシーンに出会うことはありません。
ただ、宮島や広島市内の原爆ドームの近くでは、現地の人が英語でいろいろと説明してあげているのを見ます。
もうそれが日常に溶け込んでいて、英語でスラスラと自分の言葉で話されている日本人を見ると、素直にカッコいいなーと思います。
そこで「自分は話したいことの10分の1も話せなかった…」みたいな気持ちは強いエネルギーになります。
これは英語に限らずなんですけどね。
だから、「自分がストレスなくできること」だけで活動を埋めてしまうと活動は広がっていかないのです。
地味にまた、キャンブリーとかも再開したいなあ。
海に浮かぶ世界遺産と久しぶりの対面

そうこうしていると宮島のシンボルが見えてきました。
厳島神社の鳥居です。

この厳かな感じは海外の人にウケそう。

シカはこの距離感。
奈良にもシカはいるけど、なんとなくこっちのほうが距離感が近い気がする。
普通に触れるし、その辺で寝っ転がってる。
リラックスしてる。
すぐに宮島口で合流した2人が着いたので、一緒に宿に荷物を置きに行く。

甲冑。どう見ても海外客をターゲットにしているのがわかる。
ちなみに予約すれば着て写真も撮れるらしい。
チェックインまで少しあるので散策に出る。

平清盛像からの宮島。
フェリーを折りて徒歩10分も歩けば鳥居はすぐそこ。

鳥居を見たのは久しぶり。
もう5回は来ているが、その半分は鳥居の改修工事中だったので。
そういや沖縄に行ったときに首里城は工事してたし、地元道後温泉本館も最近まで工事してた。
歴史的な建造物を何百年も残していくのって大変ですね。
僕たちがヘラヘラしながら見られるのも全然当たり前じゃない。
あ、そうそう。
水に浮かぶ世界遺産ということで、宮島がある廿日市市はフランスのモンサンミッシェルと観光友好都市提携を結んでいるらしい。
まあこれは出発前日に近所の人がお土産でくれたお菓子がこの2都市のコラボ商品で、それで知ったんですけどもね。
入場料(参拝料)300円を払い、歩を進めると、気になるものが…

反橋というらしく、超急激な橋がかかっている。
重要文化財になっており、実際その橋は渡れない。
「なんでこんな角度なんだろうねー」と話していたのでちょっと考えてみた。
というかちょっとだけググった。
それでいうと、こういった急激な角度の橋は宮島以外にもいろいろあって
渡ることでお祓いになる
みたいなことも言われていた。
つまりこれは、人間の世界と神の世界を分かつ橋みたいなイメージなのではないか。

実際橋に近づくと、こちらからは反対側に広がっている景色がまったく見えないんですよね。
だからこそ普通は対岸の様子を見知れない高い壁のような存在であると。
(これは正解とかではなく僕の推測です)
(正解を知ってたら教えてください)
僕もきっと副業ないし個人でビジネスをしていなければ、こういったことを深く考えることはなかったかもしれません。
ただ、今では世の中のものには何かしら理由があると思っていて、そこを考えてみるのは大事だし、無意識的に考えるようになっていると感じています。
それはこうやってブログやメルマガを書く場所をもち、ただそのままを伝えるのではなく、ああではないかこうではないかと考えるクセを付けてきた賜物なのかなと。

Googleマップ上に「平清盛」とあったので行くと、平氏を祭る鳥居があった。
が、見た目も割と地味で少し離れているのでここまで見に来る人はそう多くない。

この先には何もない(水族館はある)ので戻る。

商店街に戻るために、しばし歩く。

途中、飲食店ののぼりが目に入る。

めちゃくちゃ「穴子」を押してくる。
え、こんなに穴子なの?牡蠣じゃないの?と。
メルマガでその理由を少し考察したのでいかに抜粋しておきます。
メルマガのバックナンバー(抜粋)を読む
僕は四国の愛媛県に住んでいるので
広島・宮島ってのは、
割と日帰り圏内だったりします。
実際、前に勤めていた職場の社員旅行では
日帰りバスツアーで宮島に来たことがあります。
それを含めても、
僕は宮島に少なくとも
5回は来たことがありまして…
割と”馴染みのある場所”
だと思っていたんですが、
久しぶりに来てみると、
だいぶかーなり変わってますね。
先に5回来たと言いましたが、
実はその半分以上は
厳島神社の鳥居は工事中でした。
最後に見たのがいつだったか
記憶にもないくらいでしたが、
やっぱり海に浮かんでる姿は迫力がありますね。
それと、
フェリーを降りてすぐ
焼き牡蠣を出す路面店が
もっとあった気がしたんですが
なんかだいぶ減ってる気がしますね。
その代わりに
オシャレなドリンクスタンドとか
もみじ饅頭屋さんが増えてる気がしました。
(普通のじゃなくて”揚げもみじ”とか”冷やしもみじ”とか)
で、
僕は1回だけ食べたことがあって
“感動して絶対また行きたい!”
と、数年前に訪れるも…
“改修中で食べられない!!!”
という悲劇を乗り越えて
今回リベンジに燃えていました(実は)
とはいえ、
予約ができないため
行ってみないと
どんだけ待つかはわからない!!!
どうかなーと思っていたのですが、
時間もラストオーダー直前だったため
(宮島はどのお店も閉まるのがクッソ早い)
すんなり入れました。
で、
焼き牡蠣も牡蠣めしも最高だったんですが、
何より牡蠣フライがヤバかったですね。
もうね、小籠包みたいな感じ(言語化不可)
いや、もう満足です。
(妻に言うとうらやましがるので「広島」としか言ってないです)
で、僕の中では宮島って
かなり「牡蠣」と「もみじ饅頭」の
イメージだったんですが…
実際に来てみると、
ゴリッゴリに「穴子」を推しているのがわかります。
これ、なんでなんだろうなー
と少し考えて見たんですが、
結論、答えはわからなかったです。
が、
もっとも可能性として高そうなのが
「牡蠣の不作説」ですね。
どうやらここ数年で
グンと海水の温度が上がり、
大量死が相次いでいるみたいです。
そして、
毎年2月に開催されている「かき祭り」
↑
これはもうコロナでの中止から
ずーっと中止が続いて
6年間開催できていないみたいです。
そんなこともあって
牡蠣業者の廃業なども相次いでいるのでしょう。
宮島で牡蠣を専門に
提供するお店が減った代わりに
そのスペースで同じく名産の
穴子を提供するようになったのかなと。
いや、
何度も来たことある場所も
時間を空けて来てみると面白いですね。
翌日、広島出身の人に聞くと、牡蠣は宮島でわざわざ食べるものでもないらしい。
ああ、そっちもあるのか。
なんとなく穴子も食べといた方がいいのかなーと思いつつ、予定していた牡蠣屋にむかう。
もう10年以上前に前の職場の社員旅行で来たときに食べて以来、超ファンになったが、1回は長蛇の行列、次は改修工事、とずーっと食べられなかった。
なので今回は絶対食べる。
とはいえ宮島のネックは飲食店の閉まる早さ。
もう17時には閉まり始める。
18時にはほぼ閉まる。
しかもこのお店は予約不可。
行ってみないとわからない。
…ということで、商店街をのぞきながら歩く。
とはいえ、寄り道は欠かせない。

瀬戸内はレモンがよく採れるのか、レモネードを出すお店が結構ある。

アイスもみじのお店はタイムセール中だったみたいで長蛇の列。

あ、マンホールにもみじの柄が、と思って蓋活女子のジュンコさんにDM。
聞くと、「それはマンホールではなくてハンドホールですね。でもかわいい!」と。
えええ、ハンドホールてなんやねん!
実際、中に何が入っているかとかは一緒らしく、違いはシンプルで人が入るか否か。
いろんな世界がある。
こうやって現地ならではのマンホール(と思ってたから)を見たら、「あ、蓋女に送ってみよう」と思うし、送ったら意外な展開が返って来る。
これって有料無料問わず、コンテンツの感想を送ったときに同じようなことが起きます。
自分は感想書いただけなのに教材に書いていない、より深いことを教えてもらった、とか。
そのためには今回でいうと「マンホールの写真を集めている人」と繋がっていたから僕はハンドホールという存在を知れたわけであって、普段から自分の知らないことに興味を持つって大事だなと。
知らないことはそもそも興味が湧かないから知らないのもあるし、シンプルに知らないだけもあるのでね。
アンテナ高く高く。

ようやく商店街の中に入っていく。
結構人が多いけど、目立つのはお土産屋ともみじ饅頭のお店。
それも“もみまん”は、ベーシックなやつより「変わり種」を前面に出しているお店が多い。
生やら、揚げやら、天ぷらやら。

製造過程を魅せる演出をするお店も多い。
あるお店ではPVを流していたので見入っていると、
観光客が増え、お土産市場の競争は激化し、差別化がどうしても必要になった
そのため、「中身のないもみじ饅頭(つまり側だけ)」を作っていたりするんだと。
要はカステラとか人形焼きみたいな。
さらにそこに牡蠣を乗せて出しているお店もあった。
横展開がすごい。

美味過ぎた。
さて、目的のお店は18時閉店。
…ということは、17時版にはラストオーダー?
土日だし、最悪売り切れで入れないとかもあるんじゃね?
と、お店まで急ぐ。
牡蠣屋に着くと、行列無し。
いつも行列してるところしか見たことなかったので一瞬わからなかったが、奇跡的に「待ち無し」で入れることに。
実は同行者には牡蠣が苦手な方がおり、古い記憶では牡蠣が苦手な人のために「ヒレカツ定食」があった気がしたのだが……
なかった……
申し訳ない。
で、僕は焼き牡蠣、牡蠣フライ、オイスター煮、牡蠣飯、牡蠣のお吸い物が楽しめる定食を注文。

しょっぱながコレ。撃ち抜かれた。
くっそうまかった。
焼き牡蠣が最初に来て、これ最初に来たら他が……ってくらい美味かった。
牡蠣はデカい方がうまい。

が、牡蠣フライがそれを超えていく。
信じられないかもしれないが、小籠包ですかってくらい汁が出てくる。
ヤバい。
牡蠣飯もよかったけど、牡蠣フライがベスト。
フライにすれば小さくても全然耐えられる。
つまり、美味い牡蠣はフライにしないほうがいい、って思ってたけど、いやいやフライめっちゃうまいわ。
もう一個上のランクだと“牡蠣フライが特大に”とあったが、それにすればよかった(後悔)
あと牡蠣とのペアリングへのこだわりも感じられる。

お酒がメニュー表にずらっと並んでて、名前と値段の下になんかパラメータみたいなのが書かれてる。
酸味とかそういうのかなーと思っていたら、
それぞれの牡蠣料理にどれくらい合うかってのが書かれてる。
いや、これはめちゃくちゃ徹底されてて好きだわ。

宿への帰り道でクラフトコークを注入。
ちなみにリフィルは200円。
宮島の中に3店舗ある。
不安定感が生む特別な体験
さて、いったん腹ごしらえもできたし宿に戻る。

もうこういったビジネス合宿ではほぼエアビーを使う。
ホテルの強みは安定感。
逆にエアビーの不安定感が好き。

不安定というか尖ってる感じ。
よくある平均的な部屋ならホテルでいいんだよな。
部屋代もめっちゃ高いわけではない。
今回の部屋は7万くらい。
それでおそらく住むことはないであろうロケーションと大きさの家に一棟貸し切りで泊まれる体験は代替できない。

まだ色づき不十分ではあったが、庭からもみじが見えた。

夜に開いてる数少ないお店へ。

すっきり出汁のラーメン。

穴子のおにぎり。ちょうどいいサイズ。
さすがに穴子は別物ですね。

冷やしもみじという独自の自販機も。

夜は鬼作業のつもりだったが、なかなかエンジンかからずだった。
日付が変わってから徐々に燃えてきて、それでも1時過ぎには就寝。
早朝ランニングで見つけた玄人たち
翌朝は7時頃からランニングへ。
ちなみに現在ダイエット中なのだが、この期間中はあまり気にしないことにする。
が、運動くらいはやっておこうと。
想定してウェアを持参、シューズはランニングシューズを履いてきた。

日中あんだけごった返していた大通りもシーンとしている。

お店とかは一切開いてない(笑)

やっぱり海に浮かぶ鳥居を見ながら走るのは異世界感ある。

あ、「行き止まり」ってそう表現するのね。

シカに行く手を阻まれつつ進む。

山ルートからもシンボルを眺める。

バスが通ってる一番端まで行った。

それでも往復で5kmくらいを30分くらいかけてゆっくり走った。
7時半だとお店はどこも開いていが、厳島神社には入れるのでこの時間を狙ってきている人もいた。
あいつらは玄人だな。

8時以降は15分に1本くらいのペースで、フェリーから続々と人が増えてくる。
その中を半袖ハーフパンツで走る僕は現地の人とか思われているのかな。
シャワーを浴びて身支度を済ませ、余裕をもってチェックアウト。

1時間ほど遅れてチェックアウト。
お世話になりました。
大衆が取らない選択から見えるもの

時間には余裕があるので行きとは違うルートで行く。
まずは対岸の宮島口に向かう。
運賃は200円。
いや、安すぎる。
頼むからもっと取ってくれ。
世界遺産の保護なりに使ってくれ。
「500円だったらええわ」ってなる人おらんやろ。
まあたしかに乗ってる時間は10分と短いが、行きはその10倍以上。
向こうを下げろというより、こっちを上げろと思う。

宮島口へ上陸。
これから宮島に向かおうという人たちがわんさかだった。
まあ、宮島に行く一般的なルートはこれ一本だから、ここに人が集まるわな。
そう考えると、フェリーに乗るために何分も前から並ばされて、フェリーの中でもギュウギュウで…
ってのを避けられると思ったら行きで通った「広島港~宮島ルート」もありなんかなーとは思う。

駅まで歩いてJRで広島駅に向かう。
民泊立ち上げ中の海辺さんはインテリアコーディネーターとの打ち合わせがちょうど移動時間とバッティングするとのことで先行したため、ちはるんと2人で移動する。
どこで降りるのとか全部調べてくれるからめちゃくちゃ楽。
その後、日帰り組と合流して行くお好み焼き屋も、「タクシー使えばええやん」と思っていたが、広島駅までの移動中に路面電車で行くルートを調べてくれた。
絶対この人、ライターより秘書が向いてると思うんだよな。
他、京都や埼玉や福岡から来る人もいたため、時間を合わせるためにタリーズで時間を潰す。

猫カフェ。中をしっかり見せることでサービスと広告の二刀流を実現している。
“二刀流”といえば、『二刀流の歩き方』という本を出版しています(Kindle読み放題サービスが99円のうちにぜひお読みください)

ヘルメットが赤なのカ―プ愛がすごい(マエケン、どうなりますかね)
で、時間になったのでお好み焼き屋へ。

うへー、こりゃ苦手なやつ。
こうなるわな。
こちとら隣にちはるんがいるから大丈夫。

ゆっくり電車内の広告を眺める。
最寄り駅に合わせて広告が置かれてるらしい。好き。

お好み焼き屋はここ。
そもそも予約を取れるお好み焼き屋が少ないのだが、今回8人ということで相談したら「開店15分前に入ってくれるなら」と言われた。
が、結局路面電車の時間が読めず、5分ほど遅れることに。

先着してくれた方に先に注文してもらってなんとかセーフ。
そこまでの判断はわずか1分。
まあ最初から遅れないように行動すべきだとは思うが、遅れてしまったものはしょうがない。
そこでお店側の損失が最小限になる方法を一瞬で弾き出した。
結果は4種類のお好み焼きを2枚ずつ頼み、僕がそれぞれに割り振った(笑)
そこでみんなの希望とかを聞いてる暇はない(ごめんけど)
「お好み焼きを食べる」というのが幹だとすると、トッピングがどうってのは枝葉でしかない。
そこはもう独断で引っ張るしかない。
今回は僕が主催の会だったし、参加しているメンバーも「カルロスが言うなら…」と納得してくれただろう。
とはいえ、みんなの希望を聞けた方が良かったのは事実。
その中で「秒で結論を出さねばならない問題」が起き、大きなトラブル(例えば店主がブチ切れるとか)にならずに収められたのはよかった。

やっぱ鉄板はいいね。

アルコールでも良かったけど。

広島風は具材を挟む。関西風は具材を混ぜる。

これが…

こう!

写真も店員さんのほうから促してくれていいのが撮れた。

お店の壁面にはたっぷりのサイン。
大人数の予約で無理を言いながら遅れたのに良くしていただき、ありがとうございました!

レンタルスペースに向かいます。
せっかくなのでお好み村(お好み焼き屋だけが入ったビルディング)を見ていこうかなと。

こっちが本家。

で、隣に「お好み共和国」なるものができていたのだが、要は“お好み村ビルに入れなかったお店”ってことだ。

一瞬だけ商店街の中を通ったのだが、ポケモンのシールが可愛くて衝動買い。

ゼニガメは息子、プリンは娘に見えてね(笑)
観光だけで終わるのもな―と、近くのレンタルスペースを取っていた。
カフェを突っ切って奥の個室を間借りさせてる感じ。
そのシステムが事前共有されていなかったのが微妙だったが、立地と収容人数考えるとコスパは良かった。
2時間ほど作業(ほぼフリートーク)をして時間通り出る。

その後、市民球場跡地を通り、広島といえばという原爆ドームを眺める。
で、帰りのフェリーまで30分ほどあったが、どうするか決めていなくて内心困っていた。
攻める選択を取り続けた30分
まあ、その辺ぶらぶらしながら喋っても普通に楽しかったんだろうけど、埼玉から始発で来た人もいる。
みんなそれぞれ、いろんなものを背負って来てくれているってのを知っているので、何か特別な体験をひとつでも持ち帰って欲しい。

ということで、横断歩道を渡ればすぐの「おりづるタワー」へ。
これが入場料2,200円とまあまあなビジネスを仕掛けてくる。
基本的には金を天秤にかけないスタンスだが、出発までに計画を立てているときにもピンと来ずにプランから外していたスポットだ。
現地の人が言うに、タワー自体はほぼお土産屋で上に展望台がある、みたいな。
ゆっくり過ごせるならまあ…と思ったが、どう考えてもそこに居られるのは30分くらい。
むむむ。
ただ、迷っている時間はない。
攻める。
お好み焼きの予約に遅れたときと同様に、スパッと決断した。
それでもまだ終わらない。
チケット購入カウンターにて、
「今から80人の団体が入るんですが大丈夫ですか?」
との確認が。
振り返るとシニアの団体がうじゃうじゃ…
いやー、これはさすがにヤバいかな
とよぎったものの、それでも攻める!
…が!!!

展望台(12F)までのエレベーターの前には案の定、長蛇の列。
(これが延々フロア外まで続く)
あー、これもしかして詰んだ..?
ただ、その行列を避けてみると、奥に階段のようなものが見える。

「よし、これで登ろう」
団体さんは引いてたし、同行したメンバーも「え、マジで言ってる?」と。
ふざけんじゃねえ。マジだよ。これしかねえんだよ。
で、上がり始めてすぐに…


あ、Tipsが売れました!
うるせー!こっちは今月1部も売れてねえんだよ。
そんなこんなで階段を上っていくと、ようやく12階へ。


ここでは来館者が折った鶴を投げ入れて積み上げる「おるづるの壁」という体験型のアトラクションがある。
① カウンターで専用の折り紙をもらう
② 折り紙にスタンプを押す
③ 折り鶴を折る
④ 折り鶴を投げ入れる
こんな感じの流れ。
参加費は100円。


あまりコンセプトはわからなかったけど、4種類のスタンプを重ねて押す。
そして、折り鶴を折る。


たまらず折り方を見る。
でもわからん。
えー、普通に折れるつもりだったのに。


そんな人のためにか、デモ動画視聴用のタブレットが完備されている。
観る。


おいおい、頼むからこの動画には広告付けんといてくれよ。
焦る。
急いで折る。


さすがに折れずにタイムオーバーは興ざめなので、大人しくしょうたさんに折ってもらうことに(ありがとう)


スタンバイ。


上から見たらこんな感じ。
外から見るもんやなこれは。
どのくらいの折り鶴が積み重なってるんだろう。
ちなみにタワーができて8年目の2024年7月に100万羽を超えたらしい。


さあ、あとは展望台で広島市内を見回せたら完璧!
…と思っていたらタイムオーバー。
「残ったみんなでワイの代わりに展望台からの景色はを楽しんでくれ」とクールに言い残し、時間指定で予約しておいたタクシーへ向かう。
ただ、下りとはいえ12階から降りるのか…
いや、大丈夫。
登っているときに見たが、下りはすべり台的に降りてくるやつがいた。
あれで降りればすぐだ!
そう思って急ぐも、すべり台で降りるには「同意書」にサインをしないといけないらしい。
(絶対ふざけて事故ってケガするやつが一定数おるんやろうな)
1階まであっという間に着きました。


いや、お前らはやらんのかい!!!
ただ、無事タクシーも順調に進み、余裕をもってフェリーに乗り込めた。


後から考えるとあと10分はタワーにいても大丈夫だったが、もうそれは結果論。
結局バタバタにはなってしまったが、最後にひとつ貪欲に詰め込んでイベントをねじ込めたのは良かったかなと。
まとめ:波を作ることの意味
今回のワーケーションを主催するにあたって、自分の中にひとつテーマのようなものを持っていました。
副業やフリーランスとして、会社員と同じくらい(いやそれ以上)の収入を個人で稼ぎ出している人って、はたから見たらめっちゃ上手く行ってるように見えるじゃないですか。
でも、その中で活動にマンネリを感じていたり、試行錯誤して壁にぶち当たりまくってる人が多いってのを感じていました。
そして、僕はこれまで「ワ―ケーション」をきっかけにたくさんの人にエネルギーをもらい、自分一人ではできないようなことにチャレンジしてきました。
淡路島ではノリでコンサル募集のVSLを流したら3人飛び込んでくれて、
別府ではペラペラ喋った話が220部以上売れることになるロングセラー教材になって、
伊勢志摩では「メルマガを毎日配信する」と宣言し、ここまですでに400日以上配信し続けています。
僕はワ―ケーションを通して、副業を始める前では絶対に見ることのできなかった人たちと深く繋がり、5年前では考えられなかったようなビジネスに参加させてもらっていたりします。
今度は僕が「場」を提供する番だなと。
だから、とりあえずみんな来いよと。
来たら絶対に「行って良かった」って思わせてやるから。
そんな気持ちで準備を進めて行きました。
普段から僕の発信を追っている人だけを集めたら、やっぱり共感できるところもあるし、全体として持ってる価値観って一緒だからズレも少ない。
あんまり表で言えないようなこととかダメ出しをしたりとかもするわけですけど、それをその場で見て、何か感じてもらったりとか。
あとはビジネスのところ以外の考え方や振る舞いだったりは、たとえオフラインであってもセミナーやオフ会では学べません。
そういうのって、日常生活から全部繋がってると思うので、ビジネスはビジネスって切り分けるものでもないと思ってるんですよね。
1泊だと正直短いんですけど、ある程度固まった時間を一緒に過ごすと、ずっとオンを見せ続けるわけにもいかない。
でも実際見てもらうと、「スイッチオフにしている状態も全部繋がってるんだな」というのは分かってもらえるし、それでいいと思ったところをそれぞれが真似してもらえればいいなと。
普段からよく言ってもらえるのが、
カルロスさんとZoomしたら元気が出てきました
みたいな話です。
ちなみにこれは僕の師匠にあたる方もよく言われるらしく、正しい道を進めているなあと実感するところでもあります。
ワ―ケーションはその上位版。
「モチベーション」というとちょっと安い言葉なんですけど、これは結構自分も感じることであって。
僕自身も、妻にワンオペ任せて家を空けて、それで参加するわけなので、毎回「やらないとな」っていう気持ちになるんですよね。
それが僕の一番の原動力だったりします。
ちょっと最近読んだ本に絡めて言うと、本当不老長寿の薬とかを手に入れたときに果たしてそれって幸せなのかという話がありました。
今自分たちが生きていること自体にそもそも意味を感じなくなるんじゃないか、みたいな。
その仕事とか育児とか、制約のある中での副業だからこそ、好きとかやりたいことに対して熱を持てるというか。まさにそれが「波」じゃないかと思っていて。
仮に妻が「いつでもどこでも好きに行って来ていいよ~」って、
子どもの世話とかだるい仕事から解放されて、すべての時間を自分の好きなことに使えるって状況になったときに果たしてそれが僕的にプラスかというと正直微妙なんですよね。
そこまでしてやりたいことではないっていうか。
実際に広島から松山に帰ってきて、
妻と息子と娘、みんなで迎えに来てくれたんですけど…
今回は1泊なんで30時間ぶりぐらいに会った息子が
「今日ママとパンを焼いたんだよ!パパのもあるからね」
と声をかけてくれて、


家に着いてすぐに持ってきてくれたパンを食べてると、
いや、自分。もっとやれることはあるよな。まだまだだよな。甘えんじゃねえよ。
って奮い立たされましてね。
これ、ずーっと家族で一緒に生活してると、きっとわかんないと思うんだよな。
普段は結構大変というか、時間作るのもいろんな睡眠削ったりとか、全部片付いた上でやる。
妻がめちゃくちゃ優秀なんで、僕の日常生活の能力がめちゃくちゃ低くてもやっていけてるっていうのは妻のおかげでもあるので、もっと感謝しないといけないんですけどね。
これって別に僕だけの話ではなくて、今回来てくれた人たちも、みんなもやっぱり家族にある程度負荷をかけて集まってきてくれてるんですよね。
だからその「交通費の元を取る」とかそういうふうに思い始めると正直キツくなる気もするけど、
なんかそういう「気持ちいいストレス」を感じることって、自分の活動に波を作ることに繋がるような気がしているんですよね。
やっぱりメリハリっていうか、そういうのがあるほうが成果に繋がりやすいのかなって思うし、「変化至上主義」っていうか、人間安定しようとしたら衰える一方かなと思うので。
日本の教育ってのは「優秀な会社員になろう」っていうようなマインド教育になってるので、会社員としては会社にとってはめちゃくちゃ都合のいい歯車が生まれるんですよね。
でも、そっちの方が多いじゃないですか。
だから個人でビジネスをする上では、そうじゃない方に行った方が得をする。
「周りが取らない選択」と「自分が普段取らない選択」
今回のブログでは繰り返し「選択」について語ってきました。
宮島に泊まるのも、宿にエアビーを選んだのも、限られた時間で牡蠣屋に行くと決めたのも、ラスト30分でおりづるタワーに行くと決めたのも、割と全部「大衆が取らない選択」なんですよね。
その選択の積み重ねが、見える景色を変えていくんだと思います。
あなたは最近、「他のみんなが取らない選択」をしましたか?
もしまだなら、次の週末、ちょっとだけ攻めてみてください。
その一歩が、あなたの波を作るきっかけになるかもしれませんよ。
ここまでで約14,000字あります。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
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