先日、地元の動物園に行ってきました。
しかも、夜に。

「イルミネーションバス」という事前予約制のイベント(詳細こちら)があって、 バスで30分ほど揺られながら、夜の動物園へ。
ちなみに僕は年パスを持ってるから入園料だけで参加できます。
バスの出発は17:45なので、夕食を早めに済ませて道後へ。

少し時間があったので時間潰しに商店街を歩きます。

道後温泉駅併設のスタバはこんな感じでオシャレ。

ちなみにこのスタバで前に裏メニュー見つけた日のこともブログに書き残してあります。
さて、バスが到着。

今にも「高〇入~!!」って聞こえてきそうなんですが…(いや、そんなことはないやろww)
シートが動物のものになってたり、
床にシールが貼られてたり、

特別感を感じられるものではありました。
が、動物園に着くまでは割と普通のバス…
せっかく係の人がいるのにフライヤーの配布のみだったのでプラスαで何かしら演出(夜に公開されている動物の見どころとか)があれば最高だったなー。
まあこのバス自体は「無料」なので文句は言えないけど、「このバスでの往復時間内の価値提供だけで十分お金が取れる」ってのはわかると思う。
(ちなみにバスの前のほうにベビーカー用のスペースが確保されていました!)
さて、とべ動物園に到着。

自由時間は2時間。
とべ動物園に入ると最初に現れるのが「スネークハウス」
カメ、ワニ、ヘビに加え、フクロウやコウモリといった動物が見られるエリアです。
ヘビ年生まれなのにヘビが苦手な妻に待ってもらい、息子と中に入る。
カメとワニはそこそこですが、
とにかくヘビの様子がビックリするほど昼間と違う。
※閲覧注意(モザイクはしてるけどヘビの画像が出ます)

とべ動物園のスネークハウスには割とデカいヘビがいます。
なんかいつもは寝そべっているイメージがあるんですが、立ち上がっていたり、ニョロニョロ動いていたり、
“やっぱヘビって夜行性なんだなー”と気づかされました。
…が、実はそうとも限らないらしく、普通に昼に活動するヘビもいる。
で、少し調べると…
「ヘビの多くは”餌となる動物”の活動量が落ちる時間帯を狙って活動する」
らしいのです。
例えば、
爬虫類、両生類、魚類といった変温動物は体温調整や骨の成長のために日光浴(バスキング)をする習性があります。
つまり、そのタイミングで普段は安全なところに隠れている「獲物」が表に出てくるわけです。
ヘビもヘビで、エサを手に入れないと生きていけないわけですから、そこから逆算して自分の活動ピークを合わせるのは理にかなっていますよね。ヘビの餌事情についてはこちらの記事を参照しました。
同じエリアで見られるコウモリやフクロウは当然夜活組。
普段はいくら調子が良くても顔をくるくる動かす程度のフクロウがぴょこぴょこと木の枝の上を動いていたのを見たときには、息子を差し置いてテンション上がってました。
で、夜の動物園って、夜行性の動物ばかりにフォーカスしがちだけど、フラミンゴやペンギンは普通に寝てる姿を公開されました(笑)
ただ、その姿を見られるのは貴重だなと(寝てるところをごめんて)
フラミンゴはネットで見ると「立ったまま丸くなって寝る」とあるが、実際は普通に地面に丸くなってましたね。
一方、ペンギンは立ったまま寝てて可愛かった。
(あ、そうだ!アザラシも寝てるところをめちゃくちゃライトアップされてたけど、あれはちょっと可哀そうな気も…)
道中のイルミネーションを楽しみつつ「南米ゾーン」へ。
ただ、クマタカやコンドルといった猛禽類とかジャガーやピューマといった肉食獣系はすでに中に入ってしまっている。
そのため、普段は地味すぎて息子が興味を示さずスルーしがちなアリクイ・リスザル・アルマジロなどが展示されている館内に入ることに。
で、衝撃。アリクイってこんなに動くわけ?(笑)

動画にすればよかったサーセン。
木から天井の檻に飛び移り、躍動するアリクイを37年間知らずに生きてきてしまった…
アルマジロは別室で寝てたから見えなかったけど、リスザルは元気。
いや、アリクイは本当に衝撃だった。
次から見る目が変わるわ。ホントに。
園内にはこんな感じで写真スポットがある。

みきゃん(ライトアップver.)との写真撮影に並ぶ列。

普段はみきゃんを好きな息子も、これはちょっと違うらしく、自分から近づくのは嫌がってた。

可愛いけどね(笑)
少し進んだところにある売店で少し休憩。

謎にクッソ並んでる。
そもそもとべ動物園って買い食いできるのが自販機くらいしかいないんですけど、通常営業時の客層だと、それでも割と事足りてしまうんですよね。
個人的にはもうちょい子連れが多いかなと思ったんですが、最後の帰りが21時前になるのもあってか意外にも子連れは半数以下でした。
19時とかの割と小腹タイムで注文する人が多かったのかなーと。
まあ、こういう臨時のイベントなんでオペレーション崩れるよね。
ここもイベントならではの屋台とかおけばたぶん売れそうだったけどね。
さて、
「ポテト食べたい」と言う息子のために「ポテチキ」という名のメニューを注文。
で、出てきたのはこれ↓(暗い)

いや、「ポテチキ」って名前なら「フライドポテトと(マックみたいな)ナゲットがハーフハーフになってるやつ」やろ。
誰が「細切りのじゃがいもを衣代わりにしてチキンを包んで揚げたやつ」だと思うねん。
てか、妻よ。
このシーンで初見のメニューで冒険すなよ。
ゆで卵は「パパこれあげる」と黄身だけ外して白身だけ食べるし、
茶わん蒸しは1ミリ角の椎茸すら「パパこれ取って」と食べないこだわり強めの息子やぞ。
「これじゃない」って食べんかったらダイエット中の2人で手分けして食べなあかんかったんやぞ。
…とかよぎったが、無事ペロリと完食してくれた。
ただ、割と揚がるまでに時間を食ったので、開放されているエリアの一番奥までは行けず。
(普通ならいけるけど、3歳児が大人しく廻るはずもなく…)
少し余裕を持ちつつ来たときに降りたバス停まで戻り、帰路についたのです。
今回、入れるエリアは限られ、見られる動物もごく一部でした。
ただ、その見られる動物一つ一つに対しては、より注意深く観察できたように思えます。
普段は200種類近くの動物がいる園内を、あれもこれもと駆け足で見て回っています。
子どもに合わせないといけないため、「もういいよ」というくらい猿山には入り浸るし、ラクダには目もくれません。
ただ、今回は見られるものが限られていました。
そのため、限られた動物をじっくり観察し、見たものの印象がより強く残っていたんではないかと思う出来事がありました。
で、実は数日経ってから、 当日に見た動物のことを調べてみたんです。
というのも、
(アリクイがすごすぎて名前とかちゃんと見てなかったけど)サルが走り回ってたよな。でもサルって夜行性なんだっけ…?
みたいなことを、ふと思って。
で、ググってみると偶然にもとべ動物園にいるサルのことを(すげーマニアックに)書いている記事を見つけたんです。
そして、中にこんな記述を見つけた。
このとべ動物園が「サルを見たい人」にとって全国有数の動物園であることをご存知だろうか。約200種と言われる霊長類の仲間のうち、なんと30種もが展示されている。図鑑やテレビで見られるたいていのサルはここでお目にかかることができる。その多くは「モンキータウン」と呼ばれるエリアに集められており、簡単に一覧することができるが、いくつかの種はその他のエリアでも展示している。(とべ動物園のサルたち①「コモンリスザル」|牧野淳)
言われてみればそうだ。
めちゃくちゃいろんな種類のサルがいる。
37年”いっしょに”生きてきたが、「とべ動物園=サルを見るべき動物園」であることに気づかずここまで来た。
結局、夜行性のサルがとべ動物園にいるのかとかはわからなかった(今度飼育員さんに聞いてみよう)のだが…
今回のイベントのおかげでサルについてググる機会を手に入れ、上で紹介したマニアックな人を見つけ、我らがとべ動物園のすごさに気づかされた。
これ、ビジネスでも全く同じです。
まるで情報が溢れる現代において 「何を見ないか」を決める力の大切さを語っているかのようではないか。
以下のポストを見て欲しい。
ずーっと前にオフィシャルサイトを制作させてもらった発信者「けんたん」のサイトに新しいページを追加した。
それがこのページ。
彼は毎日毎日音声配信を1年以上継続しているわけだが、

こんな感じで「もうどれから聞いたらええの」状態。
そこで…

とりあえず、まずはこの放送から聞いて欲しい!


って感じで厳選した放送を並べることにしたんです。
まだ実装してから日も浅いので数値変化などのデータは取れてはいませんが、
“あえて数を絞る”ことで、これらの放送が
選ばれ、
聴かれ、
記憶に残る
可能性は高まるはずです。
情報にあふれている時代に求められているのは「“あえて”選択肢を絞ること」なのかもしれません。
上で紹介したおすすめページを作成している画面をそのまま録画してサイト制作の教材に追記しています。自分でも簡単に作れるのでチェックしておいてくださいね。[PR]
夜の動物園でもう一つ気づいたことがあります。
それは「変数を変えると、新しいデータが取れる」 ということ。
愛媛県民であれば、行ったことない人はいないであろう「とべ動物園」
実は僕と同い年。
父が単身赴任で月1回しか帰ってこなかったため、帰ってくるたびに連れてってもらっていたのを思い出す。
そんな僕もパパになり、2〜3ヶ月に1回は子どもを連れてお世話になっている
いわば、「あたりまえ」みたいな存在。
そんな動物園も「来園時間」という変数を変えるだけで、 まったく違う顔を見せてくれたわけです。
僕は2024年7月から月990円のnoteメンバーシップを運営していて、そのメンバーだけが見られる鍵アカを運用しています。
そして、最近実験しているのが 、表と裏(鍵)のアカウントで「同じテーマについて語る」こと。
例えば、表(@carlosnote_)で割と適当にリプをし、


裏で解説を添える、みたいな。


こんなのもそうですかね。


表のアカウントはシンプルにカルロス山本という発信者の名刺代わりのアカウント。
一方、裏はより複雑な狙いとか意図とかそういったものを掘り下げる役割。
こうやって、同じテーマについて視点を変えて語ることで、 アウトプットの質が変わる。
昼と夜で動物が見せる姿が変わるように、 同じネタも「魅せ方」によって得られるものは大きく変わるのだ。
僕たちが見ているものは、 あくまでモノの一面でしかない。
あらゆる「変数」をいじると、あらゆる「顔」が見えてくる。
たとえ日常にありふれたものでも
今回のように“いつもと違う環境で見られるチャンス” があれば、確実にものにしていきたい。










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